テンポ解析のアルゴリズム

AckieSoundドキュメントテンポ解析のアルゴリズム

テンポ解析のアルゴリズム

テンポ解析は以下の手順で行います。

  1. 音声スペクトラムを解析する
  2. 音声スペクトラムから音量が増加している部分のみを取り出し、各時刻における音量増加量を求める
  3. 音量増加量の時間方向の周波数成分を求める

音量は音が鳴り始めるとき、主に拍の頭で増加します。 120BPMの曲であれば1分間に120回の割合で音量が増加しているため、 音量増加量の時間方向の周波数成分を求めると120/60=2Hzの成分が検出されます。

テンポ解析

多くの場合、最も大きい周波数成分が、正しいテンポか正しいテンポの2倍または0.5倍になっています。 しかし、正しいテンポの0.75倍、1.25倍、1.5倍の成分が突出していることもあります。 これらのテンポから正しいテンポを抽出するため、WaveToneではキータップによるテンポ検出と併用できるようになっています。