VocalShifter ver.3.0の新機能を紹介します。
VocalShifter ver.3.0ダウンロード音声解析合成エンジンを大幅に改良しました。 有声音/無声音の判定などが改善され、ピッチシフト時に発生するノイズが発生しにくくなりました。
MP3,WMAなどのWave以外の形式の音声ファイルも読み込めるようになりました。 デコードにはデコード用のアプリケーション(wavextまたはFFmpeg)を利用します。
デコード用のアプリケーションを利用する場合は、下記の手順で登録する必要があります。
MIDIファイルをアイテムとしてプロジェクトに追加できるようになりました。 Waveファイルと同様に、メインウィンドウにMIDIファイルをドラッグ&ドロップすることでプロジェクトに追加できます。
MIDIアイテムを再生することはできませんが、レイヤー表示機能を使用することで MIDIアイテムのPITと他のアイテムのPITを重ねて表示することができます。 また、MIDIアイテムから他のアイテムにPITをコピーしたり、 MIDIアイテムのPITに近づけるようにPITを補正することもできます。
リズム用の音声合成方式(R)を追加しました。 リズム用音声合成方式でのタイムストレッチは、 「自動検出した無音部分でカットし、波形の伸縮を行わずに重ね合わせる」ことで行うため、 伸縮によって音品質が劣化することはありません。
選択範囲に名前を付けて「ラベル」として登録しておくと、 ラベルをクリックするだけで登録した範囲を選択することができます。 ラベルはaudacityと互換性のあるテキスト形式でエクスポート/インポートすることができます。
PIT以外のパラメータも、ベジェ曲線による変形機能が使えるようになりました。 「範囲選択→Altキーを押しながら制御点をドラッグ」で編集することができます。
タイミング編集モードの「アタック検出」機能を使用すると、 ドラムなどのアタックを自動的に検出して、タイミング制御点を追加できます。 クオンタイズ機能を使って制御点をクオンタイズすることもできます。
HEQはピッチに合わせて周波数が変化するイコライザです。 例えば、「基音を抑えて4倍音と5倍音を強調する」といった操作が可能です。 HEQはEQ1/EQ2と同様に、「アイテムHEQ設定」をどの程度反映するかを-100〜100までの範囲で指定できます。 100の場合、アイテムHEQ設定が完全に反映されます。
ほぼすべてのコマンドをショートカットキーで実行することができます。 ショートカットカスタマイズ機能を使用すると、ショートカットキーの設定を自由に変更できます。
アイテム編集ウィンドウメニューの「編集」→「ペンツール手振れ補正」で手振れ補正の強さを選択できます。 ペンタブレットを使用しなくても、滑らかな曲線を描くことができます。
タブで開いている他のアイテムのWave波形を上下に並べて表示します。 他のアイテムの波形を確認しながらタイミングを編集することができます。
アイテム編集ウィンドウで開いているアイテムのみを再生することができます。 メインウィンドウのトラックパネルを操作しなくてもソロ再生に切り替えることができます。
アイテム編集ウィンドウで画面をスクロール/拡大縮小したとき、 別のタブで開いている他のアイテムの画面も同時にスクロール/拡大縮小されます。 別のタブに移った時、元のタブで編集していた箇所に移動する必要はありません。
アイテムのオフセットを1サンプル単位で微調整できます。 また、ランダマイズ機能を使用して、複数のアイテムのオフセットをランダムにずらすこともできます。
最大音量計測機能を使って計測を行った後、最大音量位置にジャンプできるようになりました。
アイテム編集ウィンドウの選択範囲を数値入力で指定できるようになりました。
アイテム編集ウィンドウのグラフを、1サンプルを1ピクセルに対応させて拡大表示します。
ノートをMIDIファイルにエクスポートするときのTicks Per Quater Noteの値を指定できるようになりました。
チルトホイール(横スクロール)マウスに対応しました。 マウスホイールのみで画面を上下左右に自由にスクロールすることができます。
和音モードがEQに対応し、すべての音声合成モードでEQが使用できるようになりました。
言語の切り替え(日本語/英語)に対応しました。 設定の「lauguage/言語」で切り替えることができます。