VocalShifter ver.3.3の新機能を紹介します。
VocalShifter ver.3.3ダウンロード音声分析変換合成システム「WORLD」による基本周波数解析に対応しました。 特に、ピッチあり/なしの解析精度が、従来のVocalShifter独自方式と比べて大きく改善します。 アイテム追加時に表示される解析設定画面で、「WORLD」を選択することで使用できます。
(WORLDによる解析を行った場合、ピッチ誤検出修正モード(*PIT)で全体を強制的に「ピッチあり」にすると、出力音声にノイズが発生することがあります。 解析結果に特に問題がなければ、解析結果を編集せずにご利用ください。)
本バージョンでは、WORLDは基本周波数の解析のみに使用できます。WORLDによる音声合成は未対応です。
サンプリング周波数11.025k、12k、16k、24kHzの音声ファイルに対応しました。 これらのサンプリング周波数での出力にしか対応していない一部の音声合成ソフトウェアの出力音声を、 サンプリング周波数の変換なしで読み込めるようになりました。
スケール上の音階の強調表示に対応しました。 アイテム編集ウィンドウのメニューの「表示」→「スケール上の音階を強調表示」で有効になります。 スケールは、アイテム設定の「キー」で設定してください。
メニューの「表示」→「VOL,DYNを対数で表示」で、DYN・VOL・波形のリニア/対数表示を切り替えることができます。 本バージョンでは、対数表示時の縦軸のレンジは90dB(符号付16bit)固定です。
アイテム編集ウィンドウの4pixel/sampleまでの拡大表示に対応しました。 現在の拡大率は、ウィンドウ右下に表示されます。
ノートを上下に移動してピッチシフトする際に、半音単位で移動できる機能を追加しました。 アイテム編集ウィンドウのメニューの「編集」→「半音単位で描画」をチェックすると有効になります。
マウスホイールによるスクロール、拡大縮小時に使用するAlt、Ctrl、Sihftキーの組み合わせをカスタマイズできるようになりました。 普段お使いのDAWと同じ操作で、VocalShifterを操作することが可能です。
再生範囲をアイテム内に制限できる機能を追加しました。 アイテム編集ウィンドウのメニューの「トランスポート」→「再生時間をアイテム内に制限」をチェックすると有効になります。
本機能の有効時は、アイテムの再生が終わると、再生位置がアイテム先頭に戻ります。 また、トランスポートのメニューやコマンドを使用して再生位置を移動時、再生位置がアイテム外に出ないように制限されます。