VocalShifterでできること
VocalShifterはボーカル編集のための機能を搭載した音声ファイル編集ソフトです。
単音の音声のピッチ(音高)、フォルマント、ダイナミクス(音量)、ボリューム、パン、タイミングを編集することができます。
また、和音の音声のダイナミクス、ボリューム、パン、タイミングを編集することができます。
- このマニュアルでは、同時に異なる音階の音が発音しているものを和音、同時に異なる音階の音が発音していないものを単音と呼びます。
- 和音のフォルマントの編集はできません。
- 和音の構成音のピッチを個別に編集することはできませんが、和音のすべての構成音を同一のピッチシフト量でピッチを編集することは可能です。
VocalShifterの特徴
- 最大64トラック、1024アイテムのミキシングが可能です。
- 8bit、16bit、24bit、32bit、32bit浮動小数点、64bit浮動小数点形式のWaveファイルの入出力に対応しています。
- MP3、WMA等の形式の音声ファイルを読み込むことができます。(wavextまたはFFmpegのインストールが必要です。)
- 音声出力結果をリアルタイムに確認しながら編集できます。
- 単音のノートを自動検出し、MIDIのようにピッチを編集することができます。
- ピッチ等を手書きで編集できるペンツール、直線を描画できる直線ツールを使って自由に編集することができます。
- ピッチ自動補正、ビブラート付加、ケロケロボイスなどボーカル編集に役立つ多数の機能を搭載しています。
- ホストアプリケーションからVSTプラグインとして使用できます。
エディション
VocalShifterにはシェアウェア版(有料)とフリーソフト版(無料)の2つのエディションがあります。それぞれのエディションの違いは以下の通りです。
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VocalShifter |
VocalShifter LE |
種別 |
シェアウェア(有料、試用可) |
フリーソフト(無料) |
対応サンプリング周波数 |
11.025kHz〜348kHz |
11.025kHz〜48kHz |
対応入出力ビット数 |
8bit、16bit、24bit、32bit、 32bit浮動小数点、 64bit浮動小数点 |
8bit、16bit |
VSTプラグイン出力ビット数 |
32bit浮動小数点 |
16bit |